
この石はメノウという石。
お預かりしてリリをしたもの。
現れた時とは別物のように、すごくきれいになりました!
中身は外側からは想像がつかない。
人間の肉体も同じ。
自分の肉体の中身、どんなかは、想像することしかできない。
私たちは写真やイラストや何かしらの情報から、一般的にきっとこうだと思われる肉体の中身を知っているけれど、その情報がなければ自分の肉体が一体どうなっていてどういう働きをしているのか全くわからないんだ。
自分の肉体を知っているような錯覚を起こしているだけなんだ。
自分自身なのに、何も知らない。
なぜこんな機能を持ち、なぜ心臓が動き、うまい具合に内臓が働き、勝手に考え、思うのか?
なぜ私はこんな声色なのか?こんなしゃべり方なのか?
外側だって、全部見えない。
立体物は、中身がある。
でも私たちには中身が見えない。
開いてみないと見えない。ということは、中身は外側にならない限り見えない。
三次元にいながら二次元にいるようなものとなる。
奥行き部分は開示するか、想像するかによって形成される。
人間同士は、相手の気持ちをわかろうと、想像力を働かせる。
それは想像でしかないのに、分かっているような錯覚を起こしやすい。
他人の感覚というものは、自分の感覚とは全く違うので、完全に理解することは不可能なんだ。
自分だったら。という主観がメインで相手のことを想像すると、かなりの齟齬が生じる。
心底相手のことを理解しようという意識をもって、
この人だったら。という感覚で想像するように心掛けたとしても、それでも齟齬は生じる。
以上。中身はわからな~い。
なお話でした。
メノウの中身は次回のブログにて~。
実物を見ている方は知ってるけどねん。
この石の外側と中身を見て、お客さんは面白がる。全然違う!不思議!と。
でも人間も同じだよ。
人間の場合は外側がきれいな感じだから、この石とは逆バージョンだけどね。と答える。
皮を剝いだら、人間は全然別物になるんだろうさ。