みんなそれぞれ違うからさ。
と言ったら
「そうですよね、みんなちがってみんないい。ですよね」
と返ってきた。
良い悪い。という判断が入るとそうなるのだろうけれど、私にはもうそれがない。
「ちがい」に、良いも悪いもへったくれもありゃしないし、肯定も否定もいらんこっちゃな。
だから私は
「いんや、それはちょっと違う。みんなちがって当たり前。だよ」
と答えた。
それは、彼女の言葉になぞらえて、わかりやすく「当たり前」という言葉を借りたもの。
私にとって最適なのは、
みなちがう。ちがうんだから、そりゃちがう。
だな。
足のかたちも違うのさ。
正解ではなく、可能性。と、私は、捉える。